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こう見えて実は、SFC版スーパーマリオカートでスタートダッシュをキメるのは結構
得意だった赤兎馬おじさんです。
ちなみに、25年ほどたった去年、WiiUでダウンロードしたマリカーを親子で楽しんだ
んですが、そのときも私のクッパはしっかりロケットスタート決まってギュイーン!
って走り出しましたね!🚙
あ、先に申し上げておきますけどね、マリオカートの話じゃないですよ。(笑)
今回はちょっと、日記チックに書きます。
原付って便利なもので、ちょっと乗るには楽で良いんですよね。
実に15年くらい前の話なんですが、私も通勤用に購入して乗っていましてですね、毎日
片道30分くらいの原付通勤ライフを満喫していたんですね。
もともと自動車は所有していましたが、パパデビューしたばかりの当時は(も?)金銭的
に余裕がなく、通勤費を節約するために原付通勤にしたんですね。
乗り始めて間もない頃って、とにかく原付のことに興味が湧いて、車種やカスタマイズ
なんかをいろいろ調べたり、職場にいる詳しい先輩から話を聞いては原付を学んでいた
わけです。
当時勤めていた会社の先輩たちはバイクが好きで、草レースに参加するなどなかなか
詳しいので情報をいろいろ頂いては自分もバイクに興味が湧いていったんですね。
聞いた話によると、原付にはエンジン構造が2種類あるそうで、
「2サイクル」 (2スト)
「4サイクル」(4スト)
といって、エンジン内部のク工程が異なるんですね。
吸気、圧縮、爆発、廃棄を繰り返してピストンし、あれこれ機構を伝ってタイヤを回す
ことで走るんですが、この工程が2サイクルか4サイクルかで実は走りの質が変わるの
だと、先輩方は教えて下さったんですよね。
そこで知ったのが、「2ストは4ストより加速力が良い」ということ
でした。
(他にもいろいろ特徴の違いはありますが、割愛します(笑))
私が乗っていたのは4ストというタイプで、これは燃費が良くて比較的静かなのが
メリットとされているようで、2ストは坂道も登り易く走りが良いということでした。
「ああ、2ストみたいな加速力って憧れるなあ」
そんなことを思いながら話を聞いていた私に向けて、先輩は更にこんな話を続けます。
先輩「4ストの原付でも2ストみたいな加速を得る方法があるんだけど、知ってる?」
赤兎馬「まじっすか!?」
先輩「実はな、スタートする前にエンジンの回転数を上げておくんだ。」
赤兎馬「まじっすか!?」
先輩「信号が青になる前にブレーキレバーを握ったまま、アクセルを回して回転数を
上げた状態にしておいて、ブレーキレバーを離すと一気に加速して2ストみた
いなスタートダッシュが切れるんだわ。」
赤兎馬「まじっすか!?」
これは良いことを聞きました、やり方は簡単です。
原付ビギナーでへっぽこ級の私でも、これならできるでしょう。
そんなわけで、早速その日の帰り道で試してみようと、20時過ぎに退社した私は
小雨が降る中、我が家に帰れる嬉しさと、昼休みにスタートダッシュの方法を聞いて、
今か今かと赤信号を期待しながら、いつものルートで颯爽と走ること数分。
こんな日に限ってやたらと青信号ばかりでガックリ来てたそのとき!
やっとのことで信号待ちに出会えました!(;´Д`)
赤信号をこんなに待ちわびたことなどありませんでしたからね、目の前で信号が黄色に
変わった瞬間なんかもう最高でしたし、これはきっと日頃の行いが良いからだと悟っ
たしだいでございます。
そんな悟りの境地に立とうという私は、前の車が走り出すタイミングで恐る恐る伝授し
て貰ったスタートダッシュを試してみたところ、まあまあ期待通りの加速
を味わえたんですね。
おお~!瞬発力が違う!
いつもはゆっくりめな出だしの私の原付が、前を走る乗用車に一瞬で追いつきそうな
くらいのスタートを切ることができたのです。
こうなると、好奇心が芽生えてくるのがビギナーの相場。
「思ったより簡単だったし、アクセルをもっと回して更に回転数を高めてからスタート
したらもっとギュィーーーン!って加速するんじゃないか?」
イメージは、マリオカートでロケットスタートをキメるクッパなわけです。
暫く走り続けると、この日2度目のビッグチャンスが訪れます。
赤信号です。
片側2車線ある道でして、私は先頭で信号待ちをしていましたら、隣の車線に1台の
国産スポーツカーが停車しました。
丁度良いじゃありませんか。
相手に不足なし。
私はヘルメットの奥から、そのスポーツカーの運転手の顔を除くと、推定40歳前後の
おっちゃんでして、ちょうどこちらを向いたタイミングで目が合いました。
と同時に、私とおっちゃんの頭の中でゴングが鳴り響きます。
相手は2600ccの国産スポーツカー。
対するは若造ビギナーが乗る50ccの原付。
排気量では相手の方が圧倒的にクッパっぽいのですが、こう見えて漢の意地があります
から、一泡吹かせてやろう!なんて思っちゃうものです。
相手のおっちゃんは
「たかが若造が乗る原付・・・自分の走りさえすれば十分勝てる。」
とでも思って内心余裕だったことでしょう。
こちとらどこからどう見ても原付でしかありませんからね、有利な点は重量くらいって
いうのは誰が見ても明らかですが、万が一ってこともあります。
何事も、やってみなければわからないのですから!
青信号までもう少し・・・
おっちゃんのスポーツカーは、ヘッドライトをオンにして臨戦態勢にはいりました。
私も負けじとブレーキレバーを握りしめ、徐々にアクセルを吹かして回転数を高め
ていきました。
お互い、もう後には引けません。
言葉など無くても互いにわかっている、男同士のアツい戦いの火ぶたが切って落とされ
ようとしていた・・・まさに、その時!!
「!?」
不思議なことに、私の体が自然に左へ向いていきます。
ブレーキはしっかり握っているにもかかわらず、どんどん左に向いていきます。
と同時に、足元から煙がモクモクと立ち込めてきたではありませんか!
「え?なに?」
足元を見ると、なんと!私の原付の後輪が雨で濡れたマンホールの上に乗って
滑っていたんです。
突然の出来事に我を失い、ブレーキを握ったまま原付から降りようとした次の瞬間、
私の原付は更に左に回りながら止まらなくなりました!
なんということでしょう!?
停車していた原付が、反時計回りに回りだしていたのです!(笑)
周囲もこの信じられない光景を目の当たりにして、度肝を抜かれたことでしょう。
慌てて降りた私は咄嗟に原付を止めようと両手でハンドルとブレーキレバーを強く
握りしめたところ、右手がアクセルを強く回してしまったことで原付は暴れだし、
なんと!ご主人様を失った状態でウイリーしたのです!(; ・`д・´)
大げさでなく、人は乗ってない状態でしたがこの写真の様に前輪が高く持ち上がり
ました!(笑)
私も原付も、揃いも揃って生まれて初めてのウイリーを経験した瞬間
です。
そしてそのまま前方3~4m程のところで横転し、小雨の中、私と原付と隣のおちゃんの
時間が一瞬止まったんですが、あれはものすご~く長い時間に感じられるほどのスロー
映像っぷりで今でもはっきり覚えています。
恥ずかしくなった私は驚かせてしまった隣のおっちゃんと後続車に頭を
下げて、慌てて原付を起こし路肩に寄せたところ、スポーツカーも後続車も紳士的な
安全運転で走り去っていきました。
そもそも、スポーツカーのおっちゃんは最初から安全運転だった説。。。
安全運転に勝るものなし!
私の若かりしころの苦い思い出、若気の至りですね。(*´Д`)
この経験で学んだこと!
- スタートダッシュは危険だから絶対にやってはいけない!
- スポーツカーを見て勝手に闘争心を燃やさない!
- 雨の日のマンホールに気を付けろ!
これ、ホント危険なので原付に乗ってる方、これから乗る方はご注意ください!
そもそも、こんな危険行為を真似する人は少ないでしょうけども。(;^_^A
私の場合はたまたま誰もケガをせずに済みましたが、場所やタイミングによっては
大事になり兼ねない事故・過ちですからね。
赤兎馬おじさんの失敗談のご紹介でした!(笑)
結果、スタートダッシュで負けましたとさ。( ;∀;)
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一口にマンホールといっても、イマドキいろんな絵柄やユニークなデザインで見る人を
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まだまだ知らない世界っていっぱいあるもんですなぁ(^^♪
こちらは”赤兎馬”の方のおじさんの記事↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。