【ぬか喜び】シリーズは、私がこれまでに経験してきた人生のぬか喜びシーンを赤裸々
に語ることで、同じ轍を踏まないように警鐘を鳴らしていく記事です。
当ブログにお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます!m(_ _)m
こう見えて実は、お酒大好きでしかも甘い物もイケるタイプの赤兎馬おじさんです。
あなたには、「夢の朝食」ってありますか?
- 朝から〇〇が食べられたら最高に幸せ!!
- 一度で良いから、起き抜けに〇〇を食べてみたい!!
- 健康や体重なんか気にせず、モーニングには〇〇を食べちゃおう!!
かつての私にも、こんな夢がありました。
今回はその夢だったことと、夢と引き換えにとんでもない目に遭ったお話をご紹介しま
す。
目次
〇〇が好きだった赤兎馬青年
こんなことをここで語ったところで、いったい誰が興味を示すのでしょう?
もしかしたら、誰も読まないかもしれない懸念は払拭できないまま、書き進めます。
私は高校時代にそれはもういろいろ幅広くお菓子を食べまくっていまして、これは私に
限った話ではなく恐らく多くの方がお菓子を食べては目を一文字にして、至高の一時、
いわゆるモグモグタイムを堪能していたこととお察しします。
私は「ビックリマンチョコ」や「ぬーぼー」といった、昭和世代で知らない者は居ない
といってもおかしくない一世を風靡したお菓子から、「ラーメンばばあ」「ヨーグル」
「ビッグカツ」といった駄菓子の定番まで、ジャンル問わず抑えてきました。
要するに、お菓子はジャンル問わず結構何でも食べる雑食でした。
そんな赤兎馬青年が心酔していたお菓子の一つに、ご存じ「カントリーマ〇ム」があり
まして、これは紅茶やコーヒーに合うこと請け合いで、私にとってエレガントな上級
お菓子といった格付けをされていたのです。
〇〇を優雅に食べる日を夢見て
そんな赤兎馬青年が社会に羽ばたき入社して2カ月目を迎えた頃、会社の方針・恒例
行事として新入社員全員で福島県郡山市のとある工場に、勉強がてら出張することに
なりまして、フレッシュな私も慣れない新幹線や東京駅での乗り換えやらを経て、参加
したのです。
出張先で現場の空気に触れてこい!といったものですね。
それまで、実家暮らしで住まいも食事も親に頼っていた私にとって、家から出て2週間
見知らぬ地で過ごすこと自体がもう既に初体験なわけです。
実家から離れて3食全て自分で調達する環境です。
調達とは言っても、コンビニやホテル1階の売店で食べ物を買ってくるか、近所の飲食
店で食事を済ますか、と言ったくらいしか選択肢はありません。
最初の1週間は同僚同士3人で相部屋でした。
まあ年も近いし、極端に変な奴は俺だけいませんでしたから、楽しく過ごしていたんで
すがね、やっぱりそれぞれプライベートなひとときが欲しいもので、個別の部屋に変え
て欲しいとビジネスホテルに要望を出したのです。
すると数日後、少し離れた系列のビジホに空きができたからそこで個別の部屋を用意
したということで、その日から移ることにしました。
それまで同僚とは言え人目を気にしながらの生活でしたが、これから1週間は完全に
自分だけの時間と空間が手に入るのだと。
実家に居た時や3人相部屋の時とも違う、これまでにないいろんな意味でオンリーワン
な時間を過ごすことになりました。
そこで私は思ったのです。
予てからの憧れであった「カントリーマアム」を朝食にしたら、どんなに
素敵な一日を過ごすことができるだろうか?と。(*´▽`*)
今考えると考えることが幼稚夢があって可愛らしいものです。
ついに憧れの〇〇を朝食に
翌日、皆で一緒に近所の「くる〇やラーメン」で夕食を共にした後、コンビニに立ち
寄り翌朝の朝食を買いました。
そこで私は、ここぞとばかりに「カントリーマ〇ム」1袋を500mlのコカ・〇ーラと共に
レジに並び、高鳴る胸の鼓動を抑えきれずにいました。
「明日の朝、18年間で最もエレガントな朝を迎えることに
なる」
そう確信した赤兎馬青年は、まるで小学生のような足取りでビジホの部屋に入り、
ちょっと逞しく成長した実感と達成感と充実感に満ち溢れ、いつも以上に深い眠りに
つきました。
実際に頬張ったときの優越感
ご想像ください。
大好きなお菓子を朝から食べられる優越感を!
めちゃくちゃ嬉しくないですか??
深い眠りから目覚めた赤兎馬青年は、顔を洗い、いつも通りTVをつけてニュースを
見ながらその日の天気や星占いに一喜一憂していました。
ただ、いつもと違うのは・・・そう、朝食です。
カントリーマ〇ム1袋
コカ・〇ーラ1本
完全にアメリカンな生活です。
平日の朝から、こんなもの食べてるサラリーマンが一体どこに居るでしょう?
郡山です。(笑)
皆、きっとしょっぱい物や辛い物を食べてるんだろうなって、勝手に和食を当てはめて
考えている赤兎馬青年は、3つ4つとそのふんわりチョコクッキーをパクパク口の中へ
放り込んでいきます。
次から次に、胃袋の中へ。
最高です。
最高のひとときです。
思っていた通り、エレガントです。
ラスト3枚くらいはちょっと食べきれなくて残しましたが、腹は膨れました。
その後、身支度を整え、余ったカントリーマ〇ムはおやつ用にバッグに詰め、ビジホを
後にして現場である工場に向かいます。
憧れの朝食〇〇の代償
現場は工場でして、ラインの機械が立ち並ぶ巨大な工場です。
ちなみにここではタ〇コが製造されていて、場所によっては匂いも強烈です。
私は電機屋だったので、ここでの機械ラインの動きを司る制御盤関連の仕事に従事して
いました。
いつも通り先輩方に挨拶し、作業のお手伝いやあれこれ指示された作業をしながら学ん
でいきます。
が、どうもお腹の調子が思わしくない様です。
始業から2時間程経った頃。。。
先輩作業者
「おい赤兎馬、悪いが2階にある操作盤の停止ボタンを押してきてくれ」
赤兎馬青年
「はい、わかりました!」
そういって階段に向かおうとしたとき、事態は急展開します。
そうです、お腹がめちゃくちゃ痛くなってきたのです。(;´Д`)
赤兎馬青年
「□□さん、すみませんがちょっとトイレに行かせてください!」
先輩作業差
「わかった。仕方ないな。顔色やばいけど、大丈夫か?」
優しい先輩の言葉を背に受け、ダッシュで最寄りのトイレに駆け込んだ赤兎馬青年は
その後しばらく出てくることはありませんでした。。。(;´Д`)
まとめ
こうして、強烈な腹痛に襲われトイレに籠り、出てきた後も顔色はなかなか戻らず先輩
作業者から一日中心配された赤兎馬青年は、この日とても大切なことを学びました。
朝食は、しょっぱい物が良い!と。
おふくろへの感謝の気持ちが、より一層高まった瞬間でした。
その後、赤兎馬青年は朝からチョコクッキーを食べることは無くなり、おにぎりや
カップみそ汁などの和食でキメるスタイルを採用したのでした。
やっぱり、日本人の朝食は和食がピッタリなのです。
くれぐれも、朝からカントリーマ〇ムとコカ・〇ーラの組み合わせは、重大な問題を
引き起こす可能性があるので、くれぐれもご注意ください。m(__)m
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結局最後まで読んでしまったのですね?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。