【ぬか喜び】シリーズは、私がこれまでに経験してきた人生のぬか喜びシーンを赤裸々
に語ることで、同じ轍を踏まないように警鐘を鳴らしていく記事です。
当ブログにお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます!m(_ _)m
こう見えて実は、夜の校舎の窓ガラスを割らずに高校を卒業した赤兎馬おじさんです。
やめましょうね、器物損壊罪です。(´・ω・)
今回は、私が求人票の内容を鵜呑みにしたばっかりにしくじった
「求人票に記載されていた女性人数」
についての失敗談です。
この時点でなんとなく察したあなたは、なかなか鋭いですね。
ちょっと怖いですよ?(´・ω・)
目次
求人票の見方を覚えた赤兎馬青年
私が通っていた工業高校は、ほぼ男子校でした。
まあ、工業高校ってたいていこんな感じでしょうけどね。(゚∀゚)
割合で言うと、確か男子対女子が15:1だったはずです。
そこそこ驚愕でしょう?
私の科は全体で40人程度のうち、女子が2人というなんとも逆ハーレムなクラスでして
それはもう女子からしたらウハウハだったことでしょう。
工業高校には求人票があり、様々な企業の情報を収集できる環境だったので、私も就職
組として日々いろんな求人票を比較していました。
大事な条件を徹底比較していきます。
赤兎馬リサーチです。
業種、職種内容、給与、賞与、年間休日数、必要資格、
正社員数etc
人によって求める条件は様々ですが、当時からゆるい人生を求めていた赤兎馬青年は
しょーもない条件設定の上で赤兎馬リサーチを続けます。
自宅から車で30分以内で通えて、
土日休みで、
転勤が無くて・・・
本当に、今思い返しても情けなくなる条件を優先していたわけで、ここで書くのも一瞬
躊躇ったくらいですが、消しません。(笑)
ははぁ~ん、なるほど、こうやって比較していって自分の希望にマッチする条件の会社
をピックアップしていけば良いんだな?っていうことに気付いて味を占めた赤兎馬青年
は、ある求人票を見てビビっ!と来たのです。(←表現は昭和、当時は平成)
〇〇工場全体 56名(男性23名、女性33名(パート含))
おやおや?
これは、内訳が乗ってるじゃないか!?
もう一度確認です。
〇〇工場全体 56名(男性23名、女性33名(パート含))
決めました。(゚∀゚)
男性より女性の方が多いではありませんか!
これは、男女比15:1の高校生活とは完全に異なる、まさにハーレムの世界が
待っているのだということは、そこそこ鈍い赤兎馬青年にも伝わりました。
赤兎馬リサーチ、成功です。(゚∀゚)
この会社で実力を発揮してみたい。
人のためになる仕事がしたい。
日本の製造業界を支えていきたい。
社会貢献への意欲が一気に湧き出した、まさに夢と希望に満ち溢れた瞬間で
した。(゚∀゚)
満を持して入社した赤兎馬青年
面接も順調にクリアし、晴れて入社が決まりました。
東京にある本社での新入社員研修を経て、いよいよ地元工場での社会人生活がスタート
し、現場研修で仕事を学んでいきます。
最初に教わったのは軽作業の範囲で、これは力は要らないので手先の器用な女性が活躍
する業務ということで、その職場のお局的なリーダー格のマダム社員から作業の説明を
受け、お手本を見ながら習得していきます。
「もぉ~みんな若いわね。だって私の息子より若いもんね!」
と仰るリーダー格マダムは推定50代後半、流石に私の守備範囲ではない慣れた手つきで
次々と製品を組み立て、我々新入社員5名に指導をしてくださいます。
ありがとうございます。(;´Д`)
他にも子分マダムが4~5名、ほぼマンツーマンの待遇で充実教育・徹底指導
を繰り返してくださいます。
ありがとうございます。(;´Д`)
おかしなことに気付いた赤兎馬青年
そんな現場研修も3日目を迎える頃には、他にも業務範囲を広げるべく上司や先輩社員
から新しい仕事を教わっていくようになりました。
そんなある日、軽作業の延長でリーダー格マダムが7~8名の子分マダムを引き連れて、
談話・談笑をしながら業務を遂行していました。
子分マダムをよく見ると、あれ?いつものマダムとはまた違うな?
ということに気付きまして、マダムが一体何人くらいいるのか気になりました。
昼休みに食堂で確認しようとしても、マダムたちは時間をずらして利用しているようで
全体がいまだにわかりません。
少なくとも、これまでに分かっていたのは総務課で工場長のお使いを頼まれる役の
20代後半の女性社員がひとりいたということだけで、他に見かけません。
そんなとき、本社から帰社した工場長から全員食堂に集合するよう指示がありまし
た。
求人票の記載は嘘?本当?
ついに赤兎馬青年は、食堂で現実を目の当たりにしました。
正社員、パート、アルバイト等全員集合した状態で工場長からの紹介の元、新入社員
全員がそれぞれ自己紹介を含め挨拶しました。
目の前にはあのリーダー格マダムや、いつもお世話になっている子分マダム一同もいま
す。
女性従業員特有の濃い青の作業着の人が30名程度、赤兎馬青年のメガネに映っていまし
た。
工場長の話の間、赤兎馬サーチで女性社員を確認してみると・・・
マダム率=推定95%以上
驚異的な数値です。
自分の母親かそれ以上のお歳を召したマダムたちが一堂に会したその光景は、あれから
20年以上経った今でも鮮明に蘇るのです。
いやいやいや、まさかそんな。(´・ω・)
きっと今日たまたま有給休暇で、お友達と渋谷か原宿あたりにショッピングを満喫して
いる20代前半女子社員が何人かいるのであろうと、いまごろランチで楽しいひとときを
過ごして、そのうちお土産を抱えて帰ってくるとこなんだろうと、半ば強引に自らに言
い聞かせた瞬間でもあります。
しかし、社会とは非情なものです。
翌日も翌々日も、なんなら退職するまで数年間ずっと、そんなショッピングお姉様女子
社員が東京バナナをお土産に出社してくることは、ついにありませんでした。( ;∀;)
入社挨拶をしたその日、求人票の女性人数は33名って記載されていたじゃ
ないか!!
そう思った赤兎馬青年は、ハッと気づかされたのです。
確かに、女性が33人くらい居てる、と。( ;∀;)
求人票に嘘偽りは、一切なかった、と。( ;∀;)
さいごに
後に確認すると、この会社では近所のマダムたちが口コミでパート仲間を増やしていく
スタイルで、お友達やその更にお友達が次々に増えていったそうでして、子育てを終え
た世代の拠り所になっていました。
ちなみに、その約半数にはお孫さんも。( ゚Д゚)
たしかにマダムたちのパワーは圧倒的で、仲間意識も強いので仕事量がめちゃくちゃ
多かったから、会社も凄く助かっていましたね。
仲間同士で働ける地元密着型製造業で効率的に営業し、今も社会に絶賛貢献中です!
この話はもう20年以上前の話なので、イマドキの求人票がどうなっているのか存じませ
んが、恐らく基本的な情報はあまり変わっていないでしょう。
当時はまだ会社情報を調べるのは求人票や、会社見学くらいしかありませんでしたか
ら、現代のようにパソコンやスマホひとつで簡単に情報が得られるようになったことは
とても有意義で効率的だと思います。
凄いですね、ネットって。
心強いですよね。(´・ω・)
いやいやいや!
じゃなくって!
求人票の情報を鵜呑みにすることなく、自らの手で確実に情報収集することが大切です
し、不純な動機で入社を志願すると「ぬか喜び」の展開が待っているかもしれま
せんから、くれぐれもご注意くださいね。(笑)
一個人としては、求人票には平均年齢の追記を希望します。(´・ω・)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。