人生をより豊かにするために、知情意の足りないものを補い、バランスを整えることが
大事と言われています。
当ブログにお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます!m(_ _)m
こう見えて実は、子どものころお世話になった大叔父の易断に興味があった赤兎馬
おじさん(@sekitoba1007)です。
今回は、人間の持つ3つの働きを示す「知情意」(ちじょうい)について大切なことと、
筆者の個人的な備忘録としてまとめ、ご紹介します。
目次
- 親指を見たらわかる!?人生を豊かにする「知情意」はバランスが大切
- 知情意とは?
- 知情意の大切さを学ぶ
- 「初期の名作に草枕を持つ文豪」夏目漱石
- 「経営の神様」松下幸之助
- 結局、知情意はバランスが大事
- 親指で見る知情意(※不明確で根拠はありません)
- あわせて読みたい!関連記事のご紹介
親指を見たらわかる!?人生を豊かにする「知情意」はバランスが大切
人間の精神の働きとして、哲学者カント(1724-1804,ドイツ)が考えたと言われる
「知情意」。
現代では仕事上でもやキャリアを作る上でも、とても大切な要素として考えられて
います。
知情意とは?
【知】・・・知性
【情】・・・感情
【意】・・・意思
知性と感情と意志。人間のもつ三つの心の働き。
知性とは?
物事を知り、考え、判断する能力。人間の、知的作用を営む能力。
感情とは?
物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。
意思とは?
何かをしようとするときの元となる心持ち。
知情意の大切さを学ぶ
知情意の大切さを深く学びたく、著名な方の言葉を調べたので紹介します。
「日本資本主義の父」渋沢栄一
日本資本主義の父と呼ばれる偉人が知情意について教えているのが、自身の著書
"論語と算盤"です。
江戸時代末期に現在の埼玉県深谷市の富農の家に生まれたが、尊王攘夷運動に身を投じ故郷を出る事となる。一橋家家臣となったが、主君一橋慶喜が将軍となったことから、幕臣に身分が変わり、パリ万博派遣使節の一員として西欧文明に接する機会を得る。帰国後は静岡藩を経て、請われて明治政府に出仕、大隈重信や井上馨、伊藤博文らと各種の新たな制度作りに係わる。大久保利通との財政運営の考えの違いから官を辞し実業界に転じ、合本主義の考えのもと第一国立銀行や東京商法会議所、東京株式取引所を初めとし、500を超える企業や経済団体の設立・経営に関わると共に、同時に、東京養育院等の社会福祉事業、東京慈恵会、済生会等の病院医療、東京商科大学等の実業教育、東京女学館、日本女子大等の女子教育、二松學舍や早稲田大学等の私立学校等の設立、運営、支援等、700を超える社会事業にも尽力した。また実業経営の一線を引退した後も、民間外交による対外関係の改善に向けて尽力を続けた。これらの功績を元に「日本資本主義の父」と称される。こうした広範な活動を通じて、経済と道徳の両立、私利を捨て公益を重んじ、広く社会全般が豊かになる事を希求する事の重要性を自ら示しつつ世に説いた。こうした考えは、「論語と算盤」の語に代表され、道徳経済合一説と呼ばれる。
開国から昭和初期の日本に於いて、日本経済の基礎を築いた人物です。
現在のみずほ銀行、東京ガス、東洋紡、東京海上日動などの創設にかかわりました。
2024年以降は、福沢諭吉に代わって1万円札の肖像に印刷予定の人物としても有名です
ね。
ちなみに現在の日本銀行券の発行は2023年までで、2024以降は下記の通り変更予定。
5千円札:樋口一葉→津田梅子
「初期の名作に草枕を持つ文豪」夏目漱石
言わずと知れた夏目漱石も、初期の名作と評される草枕の冒頭で知情意をしっかり押さ
えて描いています。
『草枕』(くさまくら)は夏目漱石の小説。1906年(明治39年)に『新小説』に発表。「那古井温泉」(熊本県玉名市小天温泉がモデル)を舞台に、作者・漱石の言う「非人情」の世界を描いた作品である。
「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。」という一文に始まり、「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」と続く冒頭部分が特に有名である。初期の名作と評価されている。
「経営の神様」松下幸之助
パナソニック(旧:松下電気器具製作所他)を一台で築き上げた経営者、松下幸之助も
知情意のバランスについて発信した教えがあります。
教育の大本
知情意の調和と育成とにより、人間性を高めて、平和、幸福な人生を築き、社会の繁栄をもたらすところに教育の大本があります。
教育にあたっては、単に学問技芸を教えるだけではなく、人生についての正しい生き方をしつけていくことが肝要であります。
民族の興隆も世界の平和も一に教育の力にかかっております。
われわれは人間としての意義ある生活を実現するため、教育に最も意を注ぐべきであります。
結局、知情意はバランスが大事
仕事をする上でも、キャリアをつくっていく上でも、この「知・情・意」3つの要素はとても大事です。「知」だけに偏る仕事は無味乾燥になり、人びとの共感を得ることができません。「情」だけに走ってしまうと、あらぬ方向に逸脱する危険性があります。また「意」だけに凝り固まると、柔軟さや寛容さを欠くことになります。
なるほど、確かにすべてをバランスよく併せ持つ人って、充実した人生を送ってそう
ですよね。
知だけに偏って共感を得られない人は多く見てきました。
情だけに流されてもブレて定まらないし、意が欠けても大儀を持てない人生を送る
ことに繋がってしまうでしょう。
ためになります。
親指で見る知情意(※不明確で根拠はありません)
知情意を親指で確認する方法をご紹介します。
※この説の根拠は確認されていません。信じるか否かはあなた次第です。
手の親指の間接毎の長さを見て下さい。
- 知・・・末節骨(指先から第一関節)
- 情・・・基節骨
- 意・・・第1中手骨
このように分けられます。
易断をやっていた大叔父からこれを聞き、半信半疑ながらこれまで見てきた方々の親指
は、イメージ通りだったり異なったり。
私の経験上、独特の着眼点を持っていてユニークな意見を発し、信念を持ってそれを
貫く人は、末節骨(知)が長い所感です。
あなたの親指はどうですか?
まわりの親しい知人の親指はどうでしょう?
これを教えてくれたのは、易断をやっていた大叔父でした。
大叔父の存在
大叔父は20年以上前に他界しましたが、私にとって個性的な親族のひとりで、父も
大変お世話になった大切な存在でした。
お酒が好きで、シラフのときが少なかった印象が、今の私と重なるのが自慢です。
易断師というとても個性的な天職を持ち、 稀に中学生だった私を占ってくれたり、
占いとは何かを語ってくれたりしたのを覚えています。
そんな、亡き大叔父の思い出でした!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。