欧州サッカー界の冬の移籍シーズン到来です。
我らがGOD ズラタン・イブラヒモビッチの移籍報道は、今回も連日賑わいを
見せました。
この記事は、ズラタン・イブラヒモビッチの移籍に関する報道を、
ミラニスタ(ACミランのファン)目線、且つ肯定派の所感でまとめたものです。
目次
王の帰還!今再びのセリエAへ挑戦!
強い意志と類いまれなる身体能力、有言実行で勝者のメンタリティを合わせ持ち、
かつてACミランでスクデット(セリエAでのリーグ優勝)獲得した際もチームを牽引し、
2011-12シーズンでも名実ともに優勝の立役者となったイブラヒモビッチ。
この時、アヤックス時代から続いていた自身の国内リーグ連続優勝記録は8年(!)
という、まさに優勝請負人の名にふさわしい活躍だったわけです。
こんなの、ウイイレだってなかなか成し遂げられません(笑)
今回は現在38歳になった不動のストライカーが、ACミランへ復帰するまでの言動や
流れ・経緯をご紹介します。
イブラヒモビッチのACミラン復帰までの経緯
移籍シーズンの度に憶測や話題にネタが尽きることのない注目選手ですね。
サッカー界では最高峰のヨーロッパ、次ぐ南米やその他のリーグでの話題が
毎日無数の記事で報道されているのですが、そんな中でアメリカのロサンゼルス
ギャラクシーというクラブチームで輝きを放ち続ける世界的スウェーデン人
彼はビッグマウス(大それたことを放つ大物)で世界中から注目を集め、移籍する先で
ことごとく大活躍を記録してマスコミやファンにその実力を見せつけ続ける真の
チャンピオンです。
サッカー界では引退する選手が多い年齢ですが、38歳になったとはいえ相変わらず
好調をキープしつつ、更に彼特有の「イブラ節」発言の数々でフットボール情報誌も
相変わらず右へ左へ翻弄の日々。
そんなズラタン・イブラヒモビッチの移籍に関する情報をまとめました。
イブラヒモビッチ ロサンゼルスギャラクシー退団
2019.11.13
「来た、見た、勝った」
古代ローマの将軍ガイウス・ユリウス・カエサルの言葉を引用したTwitterで発信しました。
そこで、2018ー2019シーズンに在籍したアメリカのクラブチーム「ロサンゼルスギャラクシー」への
感謝の気持ちを伝えると同時に、退団を発表しました。
「ギャラクシー、俺を蘇らせてくれてありがとう。ギャラクシーのファン、君たちは
と綴りました。
「物語は続く。さあ、野球に戻ってくれ」
粋じゃないですか。
元々メジャーリーグ(野球)が人気の北米で、俺(ズラタン・イブラヒモビッチ)が移籍して
来たからちゃんとサッカー盛り上げるぜ!な注目を浴びておきつつ、去り際には
『結果を残した者』だからこそ言える言葉を残しました。
LAギャラクシー退団発表後の移籍市場の盛り上がり
38歳となってもいまだに活躍を続ける世界最高峰ストライカーは、ロサンゼルス
ギャラクシーの退団を公表すると同時に、やはりいくつかの強豪欧州クラブが
早速、獲得に名乗りを上げます。
身長195cmという高さを持ちつつ、足元の上手さも併せ持つストライカー。
そして何といっても、勝者のメンタリティこそ彼の代名詞。
移籍する先々の多くでリーグ優勝を成し遂げてきました。
そんな彼が、Twitterで個人的活動や移籍をほのめかすと世界中のファンが右へ左へ
動き、踊らされました。
イブラはやっぱりいつも、キックも移籍情報もフェイントが上手いのなんのっ(笑)
イブラヒモビッチとハンマルビーの写真
38歳という年齢を考えると、やはりそろそろ引退を視野に入れてもおかしくない時期。
フットボールを知る人は、その年齢での現役続行がどれだけ難しいことかよく知って
いますから、中には引退の噂も囁かれていました。
ベテランの元スウェーデン代表ストライカーは、現役最後のクラブを古巣マルメに
するのではないか?との見方が強く、世界中のファンがその移籍先の発表を心待ちに
していました。
そんな最中の11/26、自身のSNSで背ネームに「IBRAHIMOVIC」と記した
ハンマルビーのユニフォーム写真を投稿しました。
ハンマルビーとはスウェーデンの名門クラブで、なんと自身の古巣マルメのライバル
クラブです!(; ・`д・´)
「古巣を裏切って ライバルクラブへ行くのか!?」
と、 奇妙な投稿が世界各地で憶測を呼びました。
その後、ファンが怒りと悲しみに打ちひしがれた頃、真相が明らかになります。
翌27日、イブラヒモビッチ本人がクラブの共同オーナーになったことを発表しました。
ちなみに、イブラヒモビッチの株式保有率は25%だそうですね。
またやられました!毎回こんな感じです(笑)
移籍先という意味ではなく、マルメサポーターも安堵したことでしょう。
世界中が注目していますからね。
ピッチの中でも外でも、王はやりたい放題なのです(;´Д`)
ミラノは俺の2番目の家。50歳までプレーできる
38歳とは言え、メジャーリーグ・サッカー(MLS)でリーグ戦26得点し、クラブの
シーズン最多得点記録を更新するなど大暴れしたわけですから、まだまだ世界中の
ビッグクラブが獲得を虎視眈々と狙っています。
そんな中、12/1にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、
「ミラノは俺の2番目の家だ。ミラノには素晴らしい思い出があるし、俺が大きな
信頼を寄せている人物もいる。それに俺はイタリア人とその独創性が好きで、俺の
心は今もイタリアにある。ただ選ばれるより自分が選ぶ方が好きなんだ」
と、イタリア ミラノへの思いを語りました。
また、引退の可能性も含めて去就が注目されていましたが、
「俺のレベルで50歳までプレー可能だ。刺激的なプロジェクトがあれば、当然できる
はずだ。」
と自信をのぞかせていましたね。
流石としか言いようがありません。
キングたるもの、日本もスウェーデンも50歳でもプロであり続けて欲しい!(゚Д゚)ノ
この時、ACミランの他に、インテル時代からの友人の一人シニシャ・ミハイロビッチ
が指揮を執るボローニャ(日本代表 冨安健洋選手所属)も獲得に乗り出していました。
イブラじきにイタリアで会いましょう
12/3イブラヒモビッチは『フットボール・イタリア』のインタビューで
「勝利を取り戻さなければならないクラブに加わるだろう。じきにイタリアで
会いましょう」
と示唆しました。
「違いを生み出すことが大好きだ。1つや2つではない。全てを上手くやって
みせたいね」
流石は神!2011-12シーズンにチームを牽引してきた実績のある王者が言うと
もう説得力がハンパないわけでして。
この時点で移籍候補とされていたのがミラン、ナポリ、ボローニャ、ローマ。
特に、イブラヒモビッチが出て行ってから不振が続く古巣ミランへの復帰が
最有力候補と見られていました。
今度は一転「自由の身だしセリエA移籍とは限らない」
なんじゃこりゃぁぁぁ!?
この記事を読んで松田優作になったミラニスタやセリエAのファンは多かったかも
しれません(笑)
LAギャラクシー退団の後、事実上フリーエージェントなわけですから間違っちゃ
いないわけですがね(;´Д`)
これは、イブラヒモビッチの敏腕代理人ミーノ・ライオラが、ガゼッタ・デロ・
スポルトのインタビューに対し答えたもの。
「どんな結末を迎えるか?はっきりしたことは言えないので、今後の行方を
見守ろう。もしイタリアに復帰するなら、技術面だけでなく、メディアの面でも
セリエAのアピール力が増すはずだ。毎週末、何か国の人々がテレビで注目する
ことだろうか」
と、こうやって代理人はイブラヒモビッチの価値を高める宣伝をするわけです。
「引退?可能性は否定しないが、非常に難しいだろう。イブラはまだとても元気
だからね。3クラブのうちどのクラブを選ぶか?我々は自由の身だ。」
「他国のリーグ?イタリアを選ばなければならないわけではない。」
この期に及んでフェイントをかけまくってくる!
ミーノ・ライオラの敏腕っぷりも健在です。
今度は名将アンチェロッティがイブラに触手!?
ナポリの監督を解任になり、プレミアリーグのエバートンを率いることになった
アンチェロッティ監督は、かつての教え子に対し
「ズラタンは私の良き友人だ。彼はアメリカでのキャリアを終えたが、どんな
アイデアを持っているかわからない。私は彼に電話しないとね。」
と、相変わらずイブラヒモビッチに対して好意的であります。(12/24)
実現すれば、PSG時代以来の再タッグとなり新天地はプレミアか?となります。
「じきにイタリアで会いましょう」って言ったじゃーーーん!( ゚Д゚)
王のお戯れもこの辺で。イブラが古巣ACミラン復帰が濃厚!
あっちこっちと世界中のフットボールファンやマスコミをかく乱してくれましたが、
これまで年俸問題で引っかかっていたようですが、12/27にやっと決定的な報道が
ありました。
7年半ぶりの、古巣ACミランへの復帰です!(*´▽`*)
ステファノ・ピオーリ監督率いるチームへは、年末のタイミングになる模様との
情報が。つまり、2020/1/6にホームで開催されるサンプドリア戦の招集も可能。
しかし、現実的には同じくホームのサン・シーロで1/15開催のコッパ・イタリア5回戦
スパル戦が有力視されています。
伝説の始まり!イブラがついにミラン復帰を発表!
ようやくです。ようやくこの文章が書けます、実に長かった(笑)
現地時間12/26に『スカイ・イタリア』の移籍専門誌であるジャンルカ・ディ・
ディマルツィオ記者(とても有名な方)が「イブラヒモビッチがミランにSi(Yes)と
答えた」と報道しましたから、これはもう確定です!(*´▽`*)
早ければ27~28日にサインし、やはり週明けから練習に合流するそうです。
契約は半年で350万ユーロ(約4.28億円)、来シーズンまでの1年延長オプションも
使われる可能性が高いのですが、その場合は年俸450万ユーロ(約5.5億円)になる
そうですね。(゚Д゚)ノ
最後に
様々なリーグ・チームに移籍してきたイブラヒモビッチですが、今回はその中で
初めて古巣への帰還に挑戦します。
ミラニスタにとって長らく待ち望んでいたことで、これぞ最強の補強です。
なんていっても、そもそもイブラヒモビッチの復帰を画策していたのは
今回の移籍市場から始まった話ではありません。
もう何年も前から、復帰を検討し、オファーを出しては実現せず。
イブラヒモビッチ自身も復帰を望んでいたはずですが、上手くいかなかったんですね。
そんな中、ミランはかつての栄光から遠ざかり、ついにELの出場すら無いシーズンを
迎えてしまうところまできてます(;´д`)トホホ
まあ、今回はチームの戦績のみでなく、クラブの資金運営の諸問題が原因ですから、
フロント陣の経営責任が問われるのですが。
ただミランの場合は更に複雑で、オーナーがベルルスコーニから謎の中国人(結局
未だに謎のまま!?)に移り変わり、債務不履行とかとんでもない醜態を晒した挙句
その後は現在のエリオット・マネジメント(アメリカのヘッジファンド)になりました。
そんないろいろな背景があり、今シーズンはヨーロッパの舞台から立ち去り、
イタリア国内のみでのリーグ戦とカップ戦に集中している次第でございます。
まあ、今のところ結果はアレですが(;´д`)トホホ
イブラが抜けてから、オーナーも監督もコロコロ変わり低迷という名の
長く険しい道を右往左往し続けております。
もはや名門の名はどこへやら。古豪とか中堅クラブとか。
そんな絶望の最中、長きにわたり、待ち望んできた勝者がついについについに!
帰ってきました、我らが勝者 イブラヒモビッチ。
今のミランを救えるのか?いや、救ってほしい!!
ぬるま湯に浸かってるこの現状をぶっ壊して、軌道修正してくれたのならもう
ミラニスタとして感無量でございます。
これでウイイレでも登場しますな(*´▽`*)
次のアップデートが楽しみ♪
残り半年の今シーズン、ロッソネーロにイブラが加わって劇的に改善されたとしたら
これまでの補強や監督交代の意味ってどうよ?と、根底から覆されるわけでして、
むしろ私はそれが本望です。
この男が加わると、何かをしてくれそうな気しかしません。
今後に注目です(; ・`д・´)
FORZA MILAN!!
↓こんな記事もありますので、よろしければ!↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。