- サッカー少年のウチの子は、どうして私(保護者)の応援が伝わらないの?
- 声を出せ!って言っても試合中に声を出さないのはなんで?
- 試合でもっと活躍して欲しい!どうしたらやる気を見せてくれる?
- もっとデキるはず!本気でサッカーに取り組むにはどうしたら良い?
こんな悩みにお答えします。
当ブログにお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます!m(_ _)m
こう見えて実は、かれこれ子どもたちのサッカー送迎を8年以上続けてきた赤兎馬
おじさん(@sekitoba1007)です。
長い様で、短くもありますね。
今回は、サッカー少年・少女の保護者様に向けて、今スグやめるべき応援について
ご紹介したいと思います。
目次
- 今スグやめるべき問題の応援!サッカー少年への保護者の心得
- "やめるべき応援"とは?
- 子どもはあなたよりも悔しい思いをしている
- 試合後にサッカーの話をしない?ハッと気づかされた体験談
- 自ら考え行動できる自立心を養うために
- でもどうしてもこれだけは伝えたい!そんなときのオススメの方法
- あわせて読みたい!関連記事のご紹介
今スグやめるべき問題の応援!サッカー少年への保護者の心得
サッカー少年・少女の保護者であれば、誰もが願う我が子の活躍と成長。
得点したり守ったり、声を出してチームを鼓舞したりと、その活躍の場はさまざま
です。
私には現在、高校生と中学生の息子たちがいまして、小学生のころからずっとサッカー
をやってきました。
そこでたびたび見かけるのが、”やめるべき応援”です。
かくいう私もかつては同じことをしてしまいとても反省してまして、同じ轍を踏まない
ように警鐘を鳴らしたいと思います。
"やめるべき応援"とは?
よくありがちな"やめるべき応援"はこんな応援です。
あなたには、心当たりはありませんか?
- 子どもたちのプレーに対する指示出し(シュート打てよ!など)
- 相手のチームや選手に対する文句や批判(相手が弱いから勝てただけ!など)
- 男女差別になる発言(女になんか負けるな!など)
- 子どもに対する叱責(やる気が無いならサッカー辞めさせるよ!など)
- ゴール裏から声援を送る(公式戦なら尚更です)
- 試合中の反則のアピール(オフサイドやハンドなど)
- 周囲に聞こえるような、試合と全く関係のない談笑(他所でやりましょう)
- 審判に対する文句・批判(もはや論外です)
如何でしょうか?
息子たちがサッカーを始めたばかりの頃、わたしも同じことを3つ、4つやってしまって
いましたね。(;^_^A
問題なのは、多くの保護者は我が子のために良かれと思ってやってしまっている場合が
あるということです。
そこは、やはりコーチや先輩保護者、あるいはチームの責任者たちが呼びかけて周知
していくべきだと思います。
叱責したところで、委縮してしまっては完全に逆効果ですね。
子どもはあなたよりも悔しい思いをしている
前述の事は割と一般的なことかもしれませんが、私の経験上ではこれらに加えて、
「試合や練習に対する子どもたちへの指導や強要」もやめるべきだと思います。
(かつての私も含めて)よくありがちなのが、試合後に「なぜあそこでシュートしなかっ
たんだ!?」とか、「あれはお前の責任だろ!?」などという、子どもへの批判です。
もし心当たりがあるなら、それは本当にその子の成長や活躍に繋がるのか今一度考え
てみて下さい。
かつての私は、自分の価値観や希望的観測のようなものから、息子に対して責任を
押し付けてしまっていました。
試合で負けてしまったあとも、息子を責めて泣かせてしまったことがあります。
ただ、よく考えてみると、息子は息子なりに精いっぱい試合で頑張っていましたし、
私などより当事者である息子自身の方が、よほど悔しい思いをしたはずです。
私は、息子の悔しい気持ちに追い打ちをかけていただけにすぎませんでした。
試合後にサッカーの話をしない?ハッと気づかされた体験談
長男が6年生だったころ、県大会常連の強豪チームとの練習試合があった日の事です。
相手チームには特に目立った選手は居なかったのですがチーム力が高く、0-5で大敗し
てしまいました。
初めて対戦するチームで、コーチは50代くらいのベテランです。
そのベテランコーチは気さくな方で、試合のあとに初対面の我々保護者のところに
やってきて、雑談をしていました。
「今日は珍しく点が多く入りました。あなたたちのチームも、良い選手が多くて
強いですから、県大会でもまた対戦するかもしれませんね。」
「さすが静岡市のチームは強いですね。父兄の方々もどこか落ち着いてますし。」
「私にも子供がいましてね、よく応援に行ったものですよ。今はもう大人ですがね。」
「へぇー、コーチのお子さんということは上手なんでしょう?どんなアドバイスを
していたんですか?」
「ん~まあ、全国大会にも行けて、キャプテンお任されていたかな?実はね、試合の
帰りに息子とサッカーの話は一切しなかったんです。話すことは全く関係ない話ばか
りでね、やっぱり本人がウンザリしちゃうでしょう。(笑)」
私はこのときハッ!としました。
自らを振り返ると、試合後にああだこうだと持論を述べて、疲れた子供にサッカーの
話ばかりしていましたからね。(;^_^A
「全国大会とはまた凄いですね!当時の静岡はサッカー王国でしたもんね。」
「息子は今も現役でやってるんですよ。沼津で。いくらかお金も貰いながらみたいです
ね。それでは。」
そういうとベテランコーチは自チームの方へ帰っていきました。
「これ、息子が上手いって自慢?」なんて言うママ友もいましたが、私はそうは思いま
せん。
私が察するに、私自身も含めウチのチームの保護者が前述の問題の応援をしていたから
それを遠回しにアドバイスを送ってくれたものだと感じたのです。
なるほど、相手チームの保護者は試合中も終始、指示や批判などを言わず、選手たちの
良いシーンに拍手やプラスの声援だけを送っていましたね。
ちなみにネットで調べてみたら、ベテランコーチの息子さんはなんとアスルクラロ沼津
(当時はまだJFL)のキャプテンでした。
苗字が一緒でしたからね、すぐにわかりました。(笑)
自ら考え行動できる自立心を養うために
それからというもの、私はこの一件を糧に考え方を改め、息子たちの良いところを
伸ばす様に応援するように心がけるようになりました。
サッカー少年団や部活などの活動って、将来、社会に羽ばたくための練習の様な要素も
持ってますからね。
いつまでも親が指示していては、子どもが自立する機会を失ってしまいます。
私自身が考えを改め、試合中も試合後も息子たちへ"うるさいこと"を言わなくしたら、
試合の送迎のときもお互いに気持ちを消耗することがなくなりました。
子どもの自立心を養うための具体的な方法をもっと詳しく学びたい方は、コチラを
ご覧いただけると嬉しいです。
でもどうしてもこれだけは伝えたい!そんなときのオススメの方法
こちらも私の経験談からですが、どうしてもこれだけは伝えたい!教えてやりたい!
ということがある場合に、どうしたら子供が耳を貸すか?(笑)と言うと、こんな
方法がオススメです。
- まずは子ども自身に試合を振り返らせる
- その日の良かったところ、頑張っていたことを褒める(多少大袈裟に)
- コーチや保護者からも褒められていた話があれば、それも合わせて伝える
- 自ら問題点や課題も考えさせ、次の目標を持たせる
- ここで初めて"伝えたいこと"を伝える(できれば少なく要点をまとめて)
- 可能であれば、苦手な事や目標はお父さんも一緒に練習する!
特に、4の課題を見つける場面は必ず自分でやらせてあげてみて下さい。
ちょっと違うんじゃないか?という場合も、まずはお子さんの意見を尊重してあげた
うえで、「それってどうなる?」「他にはないかな?」などと誘導してあげて、自ら
より価値のある課題や目標を導けるように話を進めていくと良いと思います。
そのコツは、ファシリテーターに徹する方法や考え方がとても効果的で、初心者にも
わかりやすいですね。
叱らずに、委縮させずに、良い所を伸ばして苦手なところを自らの意思で克服できる
ような育て方で、子どもの自立心を養ってみませんか?
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。