赤兎馬おじさんの足跡~経験値のお裾分け~

赤兎馬おじさんの足跡 ~経験値のお裾分け~

オヤジの嗜み・愉しみ・ぬか喜びを日々発信していく、ややゆるいブログ。     今日も「おやじライフ」を満喫中。

【しごとの思い出】若い頃に経験した仕事の達成感が、今の自分の原動力になってる話

「私が20代の頃に勤めていた会社で、頑張って全うした仕事が報われたというちょっと

ハートフルなエピソードをご紹介します!」っていうお話です。 

 

当ブログにお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます!m(_ _)m

こう見えて実は、電機設計っていう世の中のタメになるお仕事に携わっていたことが

ある赤兎馬おじさんです。

 

  • 仕事って、大変なときが多いもの
  • 仕事って、ときに失敗もつきもの
  • 仕事って、基本的に避けて通れないもの
  • 仕事って、世のため人のためになるべきもの
  • 仕事って、税金を納める手段にもなっているもの

 

一言で仕事てと言ってもいろんな側面がありますし、なんなら日本国民の大義

にもありますよね。

 

 

そうです、つまり避けて通れないのです!( ;∀;)

 

今回「しごとの思い出」というお題で、私がかつて勤めていた会社で若い頃

経験した達成感報われたことが今でもとても印象に残っているし、

頑張って全うしよう!って気持ちにさせてくれるので、辛いときに原動力になって

いましてですね、そんな経験値が少しでもあなたのお役に立つなら、と思

って記事を書きます。

 

避けて通れない勤労の義務を全うするにあたり、折角ならやりがいを感じたいです

よね!

 

言い換えると、あなたが仕事を与える側であれば、相手にもやりがいを感じさせて

あげることで、メリットは計り知れません(^^♪

 

 

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目次

 

 

どんな仕事してたの?

 

若かりし頃の赤兎馬お兄さん(笑)は、電機製品を設計・製作する会社に就職してCADを

使った「電機設計」の仕事に就きました。

 

電機っていろいろありますけどね、私が設計していたのは設備の電機でして、工場や

会社・ビルの施設の電気室などに設置されている「盤」と言うものですね。

 

一般の方はあまり馴染みが無いので、十中八九ピンとこないと思います。(笑)

 

 

盤ってなに?

 

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盤は、「バン」って読むんですね。

 

配電盤、制御盤、分電盤など、聞いたことがありますかね?

 

ザックリ説明すると、あなたが良く利用する商業施設やオフィスなどにある照明や換気

ファンなどは電気で動いているわけですが、そういった設備に安全に電気を送るために 

設置する安全装置が必要でして、盤は基本的にこういった安全に電気を

分配・制御する役割を担っています。

 

身近な例では、あなたの家にあるブレーカーボックスと言えばイメージが付きやすい

はずですが、家庭用の ブレーカーは何をしているかと言うと、電柱などから家庭に

引き込まれた電気を、各部屋のコンセントに配電するために複数のブレーカーに分配

されているんですね。

 

安全のために、過電流(電気が多く流れ過ぎること)の際に電流を遮断して人体や他の

機器への被害を抑えるために制御する機能も有しています。

 

目立たない設備ですが、実は我々の生活にとても役立っているんですよ(^^♪

 

仕事に達成感を感じたエピソード

 

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当時まだ20代前半でしたが、設計の仕事あるあるではありますが残業・深夜

残業が日常茶飯事だったんですね。

 

2020年の今では中小企業だって働き方改革の真っ只中、36協定に則り残業にも制限が

あるので、当時とは大きく異なりますが。(;^_^A

 

設計業務というと、厳しい納期に追われてパソコンとにらめっこして、お客様の打ち

合わせをギコチナイ笑顔で乗り切って、図面とにらめっこして、後工程(購買・調達)

から煽られてはギコチナイ笑顔で乗り切って・・・の繰り返しというイメージがある

かと思いますが、まさにそんな環境でした。(偏見でしょうか笑)

 

若手社員に与えられたミッション

 

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残業や深夜残業にはそこそこ慣れたもんですね、まあ若い頃ですから体力もなんとか

なってましたし、何より残業代が稼げるっていうのがモチベーションになっていました

から、無理のない範囲で精力的に仕事を熟していたんですね。

 

そんなある日、本社にいる仕事が遅い丁寧な同僚が途中まで設計した仕事が回ってきま

してですね、残りの対応を私がやることになったのですが、これまたとんでもない日程

で対応しなきゃならん!ていう状況だったんですね。

 

私に与えられたリミットは、ななななんと!

 

本日一杯!!

 

うそや~~ん!本社の同僚、ぶっちゃけ自分のミス連発で散々予定から遅れてからの

この事態や~ん!俺だけ日程守れったってそりゃないぜ課長( ;∀;)

 

どうする?赤兎馬お兄さん

 

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とは思いつつも、お客様に迷惑をかけるわけにはイカンでしょ!てなわけで、こういう

時に限って妙な正義感と責任感とチャレンジ精神が芽生えてしまったのが全ての始まり

だったんですがね、結局その仕事にガチで挑戦することに。

 

「あの時、逃げなかった自分を褒めてあげたい。(・∀・)イイネ!!」

 

やっぱりタフなミッションだった

 

22時を過ぎたころ、設計室は私だけが残っていたと記憶していますが、それはもう

できるかどうか本当に微妙なラインでした。

 

CADの操作は遅い方じゃないと自負していたので、自信もありましたが流石に時間が

無さすぎるのでちょっとダメかも・・・と思いつつ、時計の針はグルグル回り続けます

からね、私もウトウトしてる場合じゃありません。

 

「あの時、寝なかった自分を褒めてあげたい。(・∀・)イイネ!!」

 

深夜に孤軍奮闘!戦いの果てに

 

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その後もただひたすら設計を進め、なんとか出図準備を整えたのが、ななななんと!

 

結局午前6時過ぎ(笑)

 

社会人てエグいわ~!(;´Д`)

会社員て辛いわ~!(;´Д`)

食ってくって、大変だわ~!(;´Д`)

 

眠気に耐えながらそんなことを思いつつ、 なんとか図面データを製作予定の協力会社

にメールで送信してやり遂げたのはもうすっかり明るくなってから。

 

暫くすると課長が出社してきて、労いの言葉をかけてくださいましたけどね、これ、

感謝の言葉も何も無かったら私、赤兎馬お兄さんは心折れてグレていたところですよ!

 

「あの時、労ってくれた課長を褒めてあげたい。(・∀・)イイネ!!」

 

達成感から一転、突如あの男から・・・!?

 

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暫くすると他の社員も徐々に出勤してきて、そのうちまたいつもの風景になりまして、

ミッションをやり遂げた私は、達成感に浸って始業の時刻を迎えました。

 

そして始業のチャイムが鳴り響くや否や、私の電話が鳴り響きまして、眠さを堪えな

がら受話器を取ると、なんとその電話の主は、私がメールで図面データを送った協力

会社のところの社長さんだったんですね。

 

その社長さん、ちょっと強面の、いつも覇気が溢れるエネルギッシュな方で、うちの

会社の役員に対してもガンガンものを言うタイプの方でして、私、まだ若輩者でその

社長さんとは会話はおろか、電話でも話したことがなかったものですから、防衛本能

というか、が働いたんですね。

 

図面に不備があったから、きっと直接お叱りの電話をかけてきたのだと。(; ・`д・´)

 

まだコロチキは流行っていなかった当時ですが、まさに「やっべっぞ!」

いう状況でして、図面修正ややり直しも覚悟した瞬間でした。

 

朝一番で窮地に立たされた私は、何を言い返そうか、もうすっかり動きの鈍った脳を

必死でフル回転させていると、思いもよらない一言が。

 

目の覚める一言!赤兎馬お兄さんの時間が止まった瞬間

 

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強面社長「おはようございます、あなたが赤兎馬さんですね?」 

 

赤兎馬「はい、左様ですがどうしましたか?」

 

強面社長「今朝頂いた図面データを、ウチの担当に確認させてますよ。これ、作図も

     チェックも赤兎馬さんがやったの?」

 

赤兎馬「はい。私がやりましたが、何か問題とかありましたでしょうか?」 

 

 リトル赤兎馬(心の声)

  ほーら!やっぱりピンチになりましたよ!

  ええ、わかってましたよ!

  そんな気がしてましたよ!

  だから直接社長さんが掛けてきたんでしょう?

 

頼むからお手柔らかに頼みますよ!!って、内心冷や汗かきながら受け答えしていた、

まさに次の瞬間!

 

強面社長「ちゃんと納期通りに対応してくれましたね、ありがとう!この時間に受信

     してたからわかるけど、徹夜したんだね。」

 

リトル赤兎馬(心の声)

  そっちかい!

  あっぶねー!

  

赤兎馬「もっと早く送付できれば良かったんですが、期日ギリギリになってしまいまし

    た。いつも弊社からの依頼が遅れがちで申し訳ございません。

 

強面素敵社長「赤兎馬さんはちゃんとやってくれたでしょ(笑)あのね、期日を守って

     くれたんでね、こっちも全力でやらせてもらうから、安心しててよ!

     今度はウチが徹夜する番だからね!

 

まさかこんな労いのお言葉を頂けるなんて思っていませんでしたから、時間が

止まってしまったかのような瞬間でしたよ。

 

こんな若造に、わざわざ直接電話を掛けてきて感謝を伝えてくれたことに、赤兎馬

お兄さんもリトル赤兎馬も感無量で、すごく達成感を感じました。

 

人は見かけによらぬものとは、まさにこのことだなぁと学びましたね。(*´Д`) 

 

まとめ

 

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聞けばその後、協力会社の担当者2人くらいが本当に徹夜で対応して下さったそ

うで、製品の出荷も無事に完了したということでした。

 

勿論、徹夜は良いやり方ではありませんから、こうならない様に日程計画・調整すべき

なわけですが、当時の私には忘れられない、とても印象的な出来事でした。

 

ちなみに、本社の設計担当は十中八九、出図が遅れる傾向があり、協力会社の社長さん

も苦慮していたと同時に、あまり良い印象がなかったそうで、それもあってたまたま

私の印象が良かったというのもあるようです。(笑)

 

努力が実ったことの充実感に加え、こうやって労いの言葉を頂けると、本当に嬉

しいしモチベーションが上がることも同時に学べたことが、今でも特別な経験値として

記憶に残っています。

 

逆に言えば、組織や会社、更に協力会社に及ぶまで努力して結果を残した若手社員には

こうやって労いの言葉をかけることで、必ずモチベーションが上がっ

て、皆が得をするシナジー効果が得られますね!

 

私も「遅れてるのは自分のせいじゃない」とか「今日は早く帰りたい」とかの私利私欲

を捨てて、このときの苦境を乗り切ったことがとても勉強になったし、いまでも最高の

「しごとの思い出」のひとつです。

 

 努力って、自分の成長の他に、時として財産になるもんですね!

 

 

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今回の記事のお題元は「株式会社Jizai「転職nendo」さん」 

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by 株式会社Jizai「転職nendo」

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。