機械設計者の方、いわゆるエンジニアの皆さんに是非オススメしたい
機械工学の本「機械公式活用ポケットブック」をご紹介します。(゚Д゚)ノ
現役エンジニアの方、またはこれから機械設計に挑戦しようとしている学生の方にも
一読して頂けると幸いです。
- 「基礎的な計算方法が知りたい」
- 「設計者にとって、実用的なハンドブックが欲しい」
- 「適切な計算式を探して、様々な設計に活用したい」
- 「具体的な計算例を見本に、基礎にも応用にも使えるものが良い」
- 「設計根拠を問われたときも、自分の設計に確固たる自信を持ちたい」
- 「後輩や部下に、勉強本として一生役に立つ便利な一冊を贈りたい」
機械設計者にとってどんな本が良いんだろう?と、いろいろ探してはみるものの、
ネット通販や本屋では実に様々な書籍が並んでおり、結局どれがベストなのか、
迷っちゃいますよね。(;´Д`)
どんな本でも持っているのと持っていないのとでは違いますが、たくさんの本を用意
するとなると、保管場所と同時にお金も多く必要になってしまいます。
機械設計の世界では、機械工学や材料力学など広く、深い知識が求められます。
私がオススメするのはこの1冊、「機械公式活用ポケットブック」です。
目次
なぜこの本がオススメなの?
基礎的な計算方法が網羅されている!
実に多くの計算方法が掲載されており、かなり実務的な内容で纏められています。
基本設計から応用設計に至るまで、様々なシーンで必ず通らなければならないのが
「強度計算」「寿命計算」などの重要な計算ですね。
機械設計に於いて、材質の選定や構造の計画など細部に至るまで緻密な計算が必要に
なりますが、その為には実に様々な角度から起こりうる事象を想定して、確実な計算
が求められます。
実際に答えを求めるために設計者が直面するひとつひとつの計算について、計算例を
併記しつつ様々な計算方法がまとめられているので、どんな計算式が乗っているのか、
ということを覚えておけば良いわけです。
具体的な計算例が併記されているから確認しやすい!
↑これは例として「せん断応力」の求め方について記載されたページの写真です。
↑これは例として「すべり摩擦」の計算式が記載されたページの写真です。
具体的に数値を定義した計算例も記載されていますので、自分の計算が合っているかの
確認にも使えますから、とても心強いんです。
これ、本当に便利なんです!(*´▽`*)
また、記号や図解もありますから、誰が見てもイメージし易いですよね。
なので、どこの数値(面積や力など)がわかれば答えが求められるかも、必然的にわかる
というわけなんです。
ポケットサイズなので持ち運びが楽!
持ち運びに便利な手の平サイズですから、慣れるまでは打ち合わせや会議・DR等に
持っていくとその場で簡単に計算できるので便利です。
サイズ
10.5cm ✖️ 17cm ✖️ 1.5cm
普段の機械設計時にもすぐに使えますし、突発的な現地対応などの緊急時であっても、
ネット環境が不要ですから、いつでも安心して活用できますよね。
機械設計の計算方法に特化しているので無駄が無く実務的!
この本は計算方法を探すことに特化していますから、初心者向けの勉強本にありがちな
製図の基礎とか図面の見方とか、そういうものは一切省いてあります。
したがって、「これ、どうやって計算するんだっけ?」「何を求めれば答えが出せる
んだっけ?」を解決することに専念した内容ですから、答えを導くまでの最短距離が
纏められた一冊です。
初心者からベテランにまで、どなたにでもピッタリ!
初心者にとっては、設計に於いてまずどこが問題なのか?何を確認しなければならな
いか?などを見つけるところが最初の課題ではないでしょうか。
ネットで調べれば問題や課題の解決方法は検索できますが、お客様との打ち合わせや
問いに対して、また社内での会議中にいちいちググるわけにはいきませんが、この本
を持ち歩くことでネット環境に左右されず「解き方」に辿り着けます。
無駄な計算を省き、余計な部品を作らない設計で、会社にも社会にも役に立つ合理的な
設計者を目指してください。('◇')ゞ
概ねどの会社でも、設計部門には技術継承のために「ベテラン技術者」「設計者の匠」
「技術顧問」の方々がいらっしゃり、定期的に技術指導の一環として勉強会や匠塾の
様なセッションがあるものかと思います。
私はそういう場によくこの本を持って行ったのですが、大抵のシーンでとても役立ち
ましたし、この本を見せるとどの技術顧問の方からも 、かなり良い評価を受けてきま
したね。
あ、勿論この本の評価の話ですよ!(笑)
最後に
私自身が機械設計を始めた頃にいくつかの勉強本を買いましたが、結局この本が一番
長い間、重宝しています。
何より、機械設計の「計算」に特化していて持ち運びに便利なことが、その要因です。
他の本も勿論勉強にはなるのですが、内容が多岐に渡り過ぎていて持ち運びに不便な
ものが多かった経験があります。
それにこういう本を持っていないと、どこをどう計算して良いか?またどこがわかれば
自分が探している答えが出せるか?が見えてきませんし、気付かないままになってしま
い、これって実は設計者にとってかなり致命的なんです。(;´Д`)
実は、私が以前勤めていた会社でお世話になった先輩設計者から、「餞別の品」として
頂いたのが、私とこの本との出会いでした。
素材や材料などは日々新しいものが開発されて、より軽量!より高強度!より安価!に
なるべく進化していきますが、機械設計に於ける「計算」自体は不変的ですから、明日
からせん断応力の計算式が変わるなどということはありません。
機械設計歴10年以上の私が、満を持してご紹介します。
コレ持ってて絶対損はしません^^
経験値はウソを言いませんからね!(笑)
「設計で原価の8割が決まる」と言われています。
「早い」「美味い」「安い」を追求した設計で、日本のモノづくりを支えて下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。