もはや冬の風物詩となった感が強いM-1で、今年2019年の優勝者はミルクボーイ
の2人でした!
M-1グランプリも今回で15回目ということで、第一回から審査員を務めてきた
松本人志に「過去最高」と言わしめた今大会での頂上決戦を制しました。
正直初めて見るな?と思ったら案の定、彼らは実はテレビで漫才を披露したのは
今回のM-1が初めてだったというじゃありませんか。
M-1ファイナルの漫才を終え優勝が決まる直前、司会の今田耕司からマイクを向けられ
このことをカミングアウトしていましたが、続けて「全国の皆様に知っていただいた
のが本当に嬉しくて。ありがとうございます。」と、謙虚な姿勢も好印象でした。
それにしても初出演で初優勝って、これ控えめに言ってもかなり凄いことですよね!
毎年M-1を見てはガッツリ笑かせて貰ってますが、今年のM-1はこれまでのそれを
上回るくらいの最高のおもしろさだったのではないでしょうか。
その中で見事優勝を果たしたミルクボーイについて、ちょっと調べてみました。
目次
ミルクボーイって、どんな芸人?
駒場 孝と内海 崇の吉本興業大阪本部に所属するお笑いコンビ。
ふたりとも名前が「たかし」なんですね。
結成は2007年7月だそうです。
今回のM-1でも披露した「リターン漫才」を得意としており、駒場が振る話題を内海が
極端な反応と偏見で肯定・否定を繰り返しエスカレートしていくことで、笑いを
増幅させていく。
漫才の際は、筋肉キャラ・デブキャラを一切使わない芸風。
駒場 孝(こまば たかし)
筋肉隆々のボケ担当
1986年2月5日生(33歳)
ボディービルの大会に出場するほどの筋肉好きで、既婚者。(2019年結婚)
ファンからのバレンタインデーチョコは、女性からよりゲイからの方が多いのだとか。
内海 崇(うつみ たかし)
肥満体型で角刈(2019年M-1出場時)のツッコミ担当
1985年12月9日生(34歳)
肥満体系で特技はけん玉で準2段の腕前。
パチンコや競馬などのギャンブルが趣味。
2019年 M-1の展開
10組の中から3組に絞られる最初のステージでは、ラグビー日本代表の
稲垣啓太選手、福岡賢樹選手、堀江翔太選手の3選手が笑神籤(えみくじ)で
出演順を決めていきました。
2019年M-1審査員
中川家 礼二
ナイツ 塙宣之
以上7人。
ネタ順と得点
①ニューヨーク ・・・616
②かまいたち・・・660
③和牛(敗者復活)・・・652
④すゑひろがりず・・・637
⑤からし蓮根・・・639
⑥見取り図・・・649
⑦ミルクボーイ・・・681(M-1史上最高得点)
⑧オズワルド・・・638
⑨インディアンス・・・632
⑩ぺこぱ・・・654
ミルクボーイの快進撃
ミルクボーイは「コーンフレーク」を披露。
漫才自体は動画でご確認を。
ここで、見事1位通過!
更に、M-1史上最高得点を叩き出してみせました。
恐るべしコーンフレーク!!
私自身も、もうコーンフレークを見ただけでミルクボーイを連想してしまうこと
間違いなし。
漫才を終えたあと、司会の今田耕司が「ミルクボーイのコーンフレークは面白いって
評判でしたよ」と、本人達の生のコーンフレーク漫才を目の当たりにできて結構
ご満悦の様子でした。
快挙!ミルクボーイが優勝
準決勝戦を1位通過したミルクボーイは決勝戦で3番手を選択し、「もなか」漫才を
披露しました。
コーンフレークに続いて、ここでもう一度リターン漫才が光り、会場は爆笑の渦。
1番手のぺこぱも、2番手のかまいたちも会場を爆笑させ大いに盛り上がりましたね。
結果は、6票を集めたミルクボーイが圧勝でした!
披露したネタ
M-1史上最高得点を叩き出した「コーンフレーク」はもう圧巻でしたね(笑)
百聞は一見に如かず、ご覧ください!
如何でしたか?
リターン漫才、何度見ても笑っちゃいます。
審査員も司会者もお客さんもドカンドカンと大爆笑でしたね。
ベルマークといい、ねるねるねるねの2の粉といい、最初から隙を見せません。
漫才の間の取り方とテンポが絶妙ですよね。
漫才に磨きをかけ続けてきた実力が、全国の視聴者に届いた瞬間です。
各審査員のコメント
松本人志
「過去最高と言ってもいいかもしれないですかね。(今大会の決勝進出者は)数年前
なら誰が出ても優勝してもおかしくなかったというくらいのレベルです。素晴らし
かったです。」
上沼恵美子
「感動しました。泣きたいんだけど。」
オール巨人
「誰が取っても金・銀・銅。最高の戦いやったと思います。」
M-1で問題視されたことも
一方、制限時間が守られていなかったことへの指摘が相次いだようです。
本来の「4分間」という制限時間に対し、ファイナルで披露された計13本のネタの
うち、実に12本がタイムオーバーだったそうです。
唯一、「すゑひろがりず」のみが3分56秒で制限時間内に収まったとのこと。
ただし、優勝したミルクボーイの一本目の漫才は、4分01秒とのことで許容範囲内
でした。
今大会はネタのレベルが非常に高かったと思いますが、ルールが無視されたことや
それによる罰則や指摘が曖昧(無かった?)のはちょっと残念ですね。
見てる方はそんなことわかりゃしませんから、何か指摘や表示があっても良いのかも?
真面目に制限時間を守った芸人もいるわけですしね。
最後に
一夜でシンデレラボーイ となったミルクボーイは、通例の如くこれから漫才だけで
なくバラエティなどでトークも披露してくれると思いますが、まあこれから先は
年内はもちろん、来年も暫く分刻みのスケジュールで休む間もなく仕事が目白押し
だと思います。
昨年の霜降り明星も同様でしたし。
芸人としてこれからが勝負 !だと思いますし、是非これからもお茶の間に爆笑を
届けてほしいものですね。楽しみです。
それにしても内海崇って、年上にしか見えないのですがね(笑)
ちなみに、第一回M-1グランプリは2001年に開催されましたが、初代王者に輝いたのは
誰か覚えていますか?
正解は、中川家でした(゚Д゚)ノ
懐かしいですね!
ミルクボーイ、おめでとう!
これからも頑張ってほしいですね!
令和の時代に究極の昭和漫才に出会えた夜でした。
それにしても、稲垣選手は笑ったんでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。