愛知県岡崎市の岡崎城に行ってきました。(2019.05.04の話)
徳川家康が生まれた城として有名ですね。
まずはじめに!
このお城は、戦国時代のことを知るうえでかなり勉強になります!
義務教育で学んだ日本史の一般常識的な知識程度しか持たない私でも、
このお城の展示は凄くタメになりました。
天守閣も立派ですが、展示物が工夫されていてクオリティが高く驚きました。
特に「三河武士のやかた家康館」なる資料館は一見の価値ありです。
歴史の教科書に出てきたあの合戦の話をはじめ、気になるあの武将のエピソードや、
槍や火縄銃などの武器なんかも、詳しい映像や展示品の解説、レプリカに触れて体験
できるなど、ただのお城見学よりずっと内容が濃く、楽しく学べるのでオススメです。
私は「ニワカお城好き」でもあるので、愛知県へ行くときは是非一度行ってみようと
思っていたので、今回は絶好の機会でした。
お城といえば天守閣!
という完全なニワカ(笑)で、今回ももちろん目的のメインは
画像で見た岡崎城をこの目で一目見てみたい!と思って訪れましたが、
戦国時代の有名な話や戦の様子、当時の生活や戦国武将の詳細記録などなど
とにかく戦国時代に於ける様々な情報が得られるのが魅力です。
リンク
場所はこちら
家康が生まれたのは、1542年(天文11年)12月26日のことだったそうです。
岡崎城の起源は15世紀前半、明大寺の地に築城されたのを松平清康(家康の祖父)が
1531年(亨禄4年)に現在の地に移して以来、岡崎城と呼ばれるようになったとのこと。
戦国時代の天下取りに於いて、主人公の一人がこの地で生を受けたわけですね。
その後は6歳で織田信秀(信長の父)に、8歳で今川義元の人質になり、まだ幼い家康は
幼少期を人質生活で過ごしたのですが、現代人からするともちろん常識では考えられません。
家康が19歳の時に、桶狭間の戦いで今川義元が討たれたことで自立し、
ここ岡崎城を拠点に天下取りがスタートします。
その後は、ご存じの通り関ヶ原の戦いを制し、江戸時代を作りますね。
そんな徳川家康や彼を取り巻く武将や時代背景を学ぶのにモッテコイなお城です。
岡崎城入場
大人¥200(中学生以上)
小人¥100(5歳以上)
現在の岡崎城は、1959年に天守を3層5階に建て替えられたものですから、
現存天守ではありません。
現存天守とは?
→日本の城の天守のうち、江戸時代またはそれ以前に建設され、
現代まで保存されている天守のこと。
お城の周りは、結構緑が多いです。
お城は 建て替えられたとはいえ、家康もこういう景色を眺めつつ天下を睨んでいたと
思うと、とても感慨深いものがあります。
酸素多めで、思考回路もきっと絶好調だったことでしょう。
快晴だったのでとても見晴らしが良かったです。
標高はそれほど高くはありませんが、戦国時代にあたりを見渡すのには十分だった
ことでしょう。
「あ、あれ敵軍が攻めてきたっぽくね?」とか当時の見張りの声を妄想します。
本多忠勝ファンには堪りませんね!
天守閣を出て外を歩くこと数分のところで、家康公ベンチ発見!
うちの子が隣でポーズを真似してます。
これが天下を取った男の「構え」なのですね。
広場に出て資料館方面を向かう途中で、ついに見つけました!
今回のもうひとつの目的だった、こちら。
全国の本多忠勝ファンの皆さん!本多平八郎忠勝公の銅像ですよ!
期待通りの勇ましさにテンションも上がります!
テンションが上がりすぎて、逆光であることさえ忘れて撮影しました(笑)
(勝手なイメージですが、本多忠勝ファンは多いはず)
折角なので「三河武士のやかた家康館」なる資料館へ行きました。
三河武士のやかた家康館入場料
大人¥360(中学生以上)
小人¥200(5歳以上)
天守閣より入場料が少しだけお高めですね。
冒頭でも触れましたが、ここは本当にオススメです!
事前情報は全く用意しておらず、流れのなかでフラッと立ち寄った施設なのですが、
これは油断していました。
写真はその資料館にある本多忠勝公具足です。
そして大きな鹿の角をあしらった戦国最強の武将と言われる本多忠勝の代名詞的兜。
これは鹿角脇立之兜(しかづのわきだてかぶと)と呼ばれるそうです。
見た目、最強!
ラスボス感ハンパないです。
存在感エグいです。
重くないのかな?
首を痛めそうな印象ですが、いずれにしてもオシャレ過ぎます!
刀、槍、火縄銃などなど
展示されているレプリカに実際に触れてその重さやサイズ感を体験できるんです。
小学校低学年くらいの小さなお子さんたちも興味津々に触れていましたよ。
日本男児はこういうの好きな人多いですよね。
槍なんか、長くて重くて想像以上に扱いが難しそうでした。
その先には更に展示ブースがあり、歴史的な書物や道具などが所狭しと並べられて
います。
そして一番奥に、関ヶ原の戦いの様子を大型スクリーンに映画形式で
リピート再生しているところがありました。
ご存じ、天下分け目の決戦です。
徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍が関ヶ原でぶつかります。
私個人はこの展示が最も印象的で、且つ大変勉強になりました。
(そのくせ、写真がありませんが(;´д`)トホホ)
なぜなら、その映画の手前に大きなテーブルがあり、そこには関ヶ原のジオラマが
置かれていて、東軍・西軍の配置や軍の進め方やタイミングなど、
スクリーンの映像とリンクしていて、同時進行で再現されているんです。
つまり、戦況の変化がすごくわかりやすく、理解しやすいんです。
東軍はこういう配置だったのか、と。
本多忠勝はこのあたりで戦況を見つめていたのか、と。
有名な小早川軍の寝返りの様子なども、もちろん説明が入ります。
あ!来た来た!みたいな。
この辺で待機してたのか~みたいな。
もう、とにかく手に取るようにわかるので、これは一見の価値アリですね。
こうやって視覚的に情報が入ると、脳にも刻みやすいというものです。
要するに、とても話が早いんですよね。
歴史に詳しい方も、そうでない方も、更にはまだ関ヶ原の戦いを知らない
小学生でも、得られるものがあるはずです。
後日、これを見てから映画「関ヶ原(石田三成役:岡田准一)」を観ましたが、
いろいろイメージしながら観ることができましたよ。
最後に、岡崎城関連のパンフレット画像を貼ります。
照明が反射してますねm(__)m
「グレート家康公 葵 武将隊」なるパフォーマーの方たちも居ましたよ。
興味のある方は、下記リンクから。
リンク
グレート家康公「葵」武将隊 トップページ|グレート家康公「葵」武将隊|特集|岡崎公園|岡崎おでかけナビ - 岡崎市観光協会公式サイト
なかなか盛沢山の見学ができました。
甲冑を身に着けたり槍を持ってみたりなんて、なかなかできることでは無いですよね。
日本の歴史に触れることができて、とても良い体験でした。
GWだった為か、屋台も来ていて大勢の人でとても賑わっていました。
ひとりでも、ふたりでも、家族でも、団体でも。
老若男女楽しめる、工夫がいっぱいの岡崎城見学でした。
ちなみに、この後は南知多は豊浜魚ひろばへ向かいました。
魚介類を堪能 して幸せを噛み締めた話。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。